輪作と緑肥で地力を育てる
こんにちは、チョコ君です。
飛騨の畑を見ていると、毎年同じ場所に同じ作物が植わっているのをよく見かけます。育つんですが、年々肥料を足さないと上手くいかなくなってくる、そんな感じではないでしょうか。
実は、これは連作障害という現象で、畑の地力が落ちているサインなんです。でも安心してください。輪作と緑肥の組み合わせで、土を元気に戻すことができるんです。ぼくから、実際に飛騨で上手くいっている例をお話しします。
連作が避けられない理由と工夫
飛騨の農家さんの話を聞くと、「隣の土地がないから、どうしても同じ畑を使う」という事情が多いですよね。そういう時は、同じ作物を毎年同じ畝で育てるのではなく、3〜4年周期で場所をずらす工夫がよさそうです。
例えば、1年目は東側の畝でホウレンソウ、2年目は西側でダイズ、3年目は中央でネギ、という具合です。全部一度に植わるわけではなく、時間差でローテーションさせるイメージです。
緑肥でボーボーの地力復活
農繁期が終わった秋から冬の間、空いた畑に緑肥を育てるという手があります。ぼくが飛騨で見かけるのは、次の3種類です。
レンゲ(ハイテンショウ):冬から春にかけて薄紫の花が咲き、蜂も喜びます。春に鋤き込むと、根から肥料分が土に戻ります。種は安く入手できるし、手もかからないのが良さそう。
クローバー(シロツメクサ):常緑で冬も枯れにくく、マメ科なので窒素固定菌が働きます。春先に育った量は見事です。
麦類(ライムギ・エン麦):丈が高く育つので、物理的に土を耕してくれる感じになります。有機物の量もしっかり確保できます。
作物の組み合わせで頭を使う
マメ科(ダイズ、ピーナッツ)の後に、イネ科やアブラナ科を植えると、土の養分を上手に使い分けられます。飛騨の実例だと:
Year 1:ダイズ→秋冬はレンゲ播種
Year 2:春にレンゲ鋤き込み→初夏から秋にホウレンソウ
Year 3:ホウレンソウ終了後→冬麦(ライムギ)
Year 4:冬麦鋤き込み→トウモロコシ
こんな具合で、4年かけて土を育てながら作物も取っていくイメージです。
土壌検査でやりたいことが見える
ここまで話しておいて申し訳ないんですが、自分の畑の土が今どういう状態か、一度数値で確認してみるとグッと判断がしやすくなります。
岐阜県農業技術センターや、地域の農業改良普及所で、pH・リン酸・カリウム・窒素などの簡易検査ができます。「うちの畑は窒素が足りているのか、カリが足りていないのか」がわかると、その後の輪作計画が組みやすくなるんです。
有機物投入は「少量・小分け」がコツ
「地力を上げよう」と一気に堆肥や落ち葉をドサッと入れるのは、実は微生物が消化しきれず、かえって土が固くなることがあります。毎年少量ずつ、輪作や緑肥と組み合わせながら足していくほうが、土が「生きている」感じになってきます。
飛騨の冬は長いので、この休み期間を活用して緑肥を育てるのは、すごく理にかなっているなあと思うんです。来年の作付けを思い描きながら、今のうちに「土を育てる投資」をしておく。その積み重ねが、3年目4年目に効いてくるんです。
ぼくからは、まずは小さい区画から試してみることをすすめたいです。失敗したって学びになりますし、上手くいったら「あ、これが地力アップか」って実感できますよ。
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