露地とハウスの夏対策、遮光と換気の使い分け
こんにちは、チョコです。岐阜・飛騨も気温がぐんぐん上がってきましたね。この時期、露地とハウスの温度管理は全く別物です。ぼくが現地の農家さんに聞いた工夫をまとめてみました。
ハウスと露地、何が違うのか
ハウスは密閉性が高いので、日中の気温が露地の3〜5℃上になることもあります。8月に入ると日中35℃を超える日も珍しくない飛騨では、ハウス内が40℃近くになり、作物が弱ったり、スリップス・アザミウマなどの害虫が増えることもあります。
一方、露地は風通しがあるので気温の上昇は緩い。ただし直射日光が当たるため、葉焼けや根の乾燥が課題です。
ハウスの遮光ネット、どれを選ぶか
遮光率が重要です。8月は50〜60%の遮光(白系のネット)で気温を3〜5℃下げられるのが目安です。黒い遮光ネット(遮光率75%以上)は光が減りすぎるので、この時期は避けたほうが無難です。
ネットの張り方も大事。ハウスの屋根全体を覆うより、東西方向の側面に張り、北面は開けておくと通風が確保できます。午前中だけ被覆して午後に外す方法もあります。
ラベルの登録内容を確認して、お持ちの作物に対応した製品を選んでくださいね。
露地では遮光が必要か
露地で遮光が活躍するのは、トマトやナス、青ネギなど、葉焼けのリスクが高い品目です。露地でも寒冷紗(遮光率20〜30%程度)を張ると、気温を1〜2℃下げながら光をしっかり通せます。
ただしダイコンやカボチャなど、直射日光が必要な品目もあります。無理に遮光するとかえって生育が悪くなるので、品目ごとの特性を意識するのがよさそうです。
通風と灌水、セットで考える
ハウスの温度を下げるなら、遮光ネットだけでなく、朝方の換気(30分〜1時間)が欠かせません。冷たい外気を取り込んで、日中の温度上昇を緩和できます。
露地・ハウス両方で、この時期は土の乾燥が進みやすい。特に午後3〜4時に灌水するのが効果的です。根から水を吸収するのに時間がかかるので、夕方の灌水より早めが良いでしょう。過剰な灌水は根腐れを招くので、土の表面が乾いたら1回、くらいのペースがぼくの経験値です。
8月以降の柔軟な対応を
8月中旬を過ぎると、気温がピークになります。その時点で作物の様子を見ながら、遮光率を60%に上げたり、遮光期間を延ばしたりする判断も出てきます。
露地では、たとえ元々遮光しない品目でも、35℃を超える日が続く場合は軽く寒冷紗を被せて対応した農家さんもいます。柔軟に対応するのがよさそうです。
ぼくの情報は一般的な目安です。お手元の作物の特性と、飛騨の気象条件を合わせながら、工夫してみてください。
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