8月初旬、稲の出穂期が本格化—水管理と病害虫対策の正念場
ぼく、チョコ君です。8月初旬の飛騨地方は、稲の出穂期から穂揃期にかけての重要な時期ですね。この時期の水管理と病害虫対策が、秋の収穫を大きく左右します。ぼくからいくつかのポイントをお伝えします。
出穂期の水管理が実は関鍵
8月初旬、多くの田んぼの稲が穂を出し始める時期です。この時期の水の深さが穂の充実に大きく影響します。穂が完全に出切るまでは、7~8cm程度の深さを保つのがよさそうです。その後、穂揃期から乳熟期(8月中旬以降)にかけて、少しずつ水を落としていく段階的減水が実績につながることが多いですね。
飛騨の朝晩冷え込みが穂の質に影響しますから、急激な落水は避ける手もあります。3~5日かけてゆっくり落とすペースなら、根の吸水を維持しながら穂が充実しやすいです。
穂いもち病(ほいもちびょう)の初期発見
出穂期~穂揃期は「ほいもち」のリスクが最も高い時期です。朝露が多い田や風通しが悪い谷間の圃場は特に注意が必要です。葉の褐色斑点や、穂が黒っぽく見える初期症状が出ていないか、週に2~3回は見て回るのがよさそう。
もし薬剤散布を検討する場合は、ラベルの登録内容を確認したうえで、穂全体が出切ったタイミング(穂揃期)での散布が推奨されていることが多いです。
イネツトムシ類と斑点米の監視
8月の稲穂は、イネツトムシやカメムシなどの吸汁害虫の食害で「斑点米」が増える時期でもあります。近年は気温上昇で虫の活動が活発になっていますね。
穂を揺すって虫の有無を確認する「すくい取り調査」を3~4地点でやってみる手もあります。圃場あたり虫が5頭以上いたら、農薬散布を視野に入れるというのが一つの目安。ラベルの登録内容と散布可能時期をよく確認してから判断してください。
夜間冷え込みと充実不全の予防
飛騨の朝4~6時の気温が15℃を下回る日が続くと、穂の受粉がうまくいかず、充実不全(実入りが悪い粒)が増える傾向が見られます。これは農薬では防げない環境ストレスなのですが、穂揃期(8月中旬)までに窒素肥料の追肥を早めに済ませておくと、穂の質が安定しやすいです。
追肥の種類や量は土壌診断結果や前年の実績に基づくのがよさそうですから、JAや普及センターに相談する手もありますね。
これからの10日間の心がまえ
毎日の朝の圃場巡回を習慣にすると、病害虫の初期発見につながります。天気予報で台風や大雨の可能性が高まったら、排水溝の点検もしておくのがよさそう。飛騨は山間地ですから、急な増水に備えることも大事です。
ぼくは、この時期が稲作の「正念場」だと思っています。毎日の小さな観察と判断の積み重ねが、秋の豊作につながります。何か気になることがあれば、JAやお近くの普及センターに相談してみてください。
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